ネット通販などでよく見かけるペイパルとは?何のことだろう?
オンライン決済サービスのことよ。相手に個人情報を伝えずに支払いができるから、安全性が高いの。それに、保証もしっかりしているから、ちゃんと届くか分からない不安な海外通販にも、安心して使えるわよ。
そうなんだ!ペイパルの登録や使い方は?ペイパルのメリットやデメリットも知りたいわ。
登録方法や使い方は簡単!メリットやデメリットは、こちらの記事に詳しく書いてあるので、参考にしてみてね!
PayPal(ペイパル)って知っていますか?通販サイトなどで使うオンライン決済サービスのことです。
最近、ペイパルは、色んなところで利用できるので、ペイパルのロゴを見たことがあるという方もいるかもしれませんね。でも、存在は知っていても、一度も使ったことがない、使い方が分からない、という方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ペイパルとは、一体どんなサービスなのか?ペイパルの使い方や安全性を詳しく調べてみたいと思います。また、ペイパルのメリットやデメリットも書いていきますので、ペイパルの利用を考えている方は、ぜひ参考にして下さいね。
ペイパルとは?
ペイパルとは、簡単に言うと、インターネットを利用したオンライン決済サービスのこと。ペイパルを運営するのは、シンガポールに本社がある米国企業で、世界各国に支店展開している超大手企業。決済サービスを運営する会社として、信頼性があります。
日頃から、通販サイトや、オークションサイトを利用する方なら、このマークを見かけたことはありませんか?
このペイパルマークがあるお店では、ペイパルを使って簡単に支払いができます!
支払いするときは、あらかじめ登録したペイパルアカウントにログインするだけ。クレジットカード番号のような知られたくない大切な個人情報を相手に伝えずに入金できるのが、ペイパルの最大の魅力と言えます!
また、ペイパルのサービスには、友達や家族など、個人間の送金や集金をSNSやメールを使ってできるサービスもあります。やり方は、お金を送りたい相手に送金リクエストのリンクをシェアするだけ。
例えば、飲み会の割り勘費用を後日集金したり、海外に住む家族にお金を送ったり。双方にペイパルのアカウントさえあれば、簡単に送金や集金ができるので、大変便利です。
ペイパルの安全性は?
ペイパルを利用すれば、海外の通販サイトなどの商品購入の支払いが、大変便利です。でも、海外のサイトとなると、安全性や保証にも、気を配りたいですよね。
ここからは、ペイパルの3つの安全性について見ていきましょう。
◆ペイパルの支払いは、IDとパスワードだけ
あらかじめ登録したアカウントにログインするだけで支払い手続きができます。お買い物のたびに、クレジットカード番号や銀行口座番号を入力する必要がないので、大切な個人情報を相手に伝える必要がありません。
◆ 万一の時の「買い手保護制度」
海外のネット通販では、「商品が届かない」「説明と違うものが届いた」のようなトラブルがありがちです。ペイパルで支払いすると、そんなトラブル時にも、金額が保護される制度があります。
◆高度なセキュリティーシステム
ペイパルでは、業界最高水準の不正防止システムを完備して、常に取引をモニタリングしています。もし、不審な動きがあれば、アカウントを制限するなど、被害を最小限に抑える仕組みがあります。
このように、ペイパルには、利用者にとって安心できるサポート体制が整っていると言えるでしょう。
ペイパルの使い方!
ペイパルの安全性が分かったところで、お次は、使い方を見てきましょう。
まずは、ペイパルに新規登録しましょう。3ステップで、手続きは簡単。登録料は、もちろん無料です。
【ペイパルの新規登録方法】
ステップ1
登録画面から、新規登録を行う。
登録料(アカウント開設費用)、初期費用、月額手数料など一切かかりません。
ステップ2
アカウントに、支払い情報を登録する。
ペイパルで利用できる支払い方法は、以下の4つです。
● クレジットカード(JCB、VISA、MasterCard、AmericanExpress、DinersClubなど)
● デビットカード
● 銀行口座
● 金額をチャージ(チャージする金額の支払い元は、上記3つのいずれかからになります。)
ステップ3
メールアドレス認証を行う。登録後に届く認証メールを確認して完了するだけです。
【ペイパルの使い方】
ペイパルは、通販サイトやペイパル取扱店での支払いで使えます。また、友達や家族への送金や集金などにも使えます。
◆通販サイトや、ペイパル取扱店での支払い方法
支払い時に必要なのは、ペイパルアカウントに登録したメールアドレスとパスワードだけです!ペイパルが使えるお店で、ペイパルをクリックして支払いしましょう。
支払い情報の登録は、最初のアカウント開設のときに済んでいるため、毎回支払い時に、クレジットカード番号や配送先を入力する必要がありません。支払いがとてもスムーズにできます。
ペイパルでクレジットカード決済をすると、クレジットカード会社のポイントもたまります。よって、メインで使っているポイント還元率が高いクレジットカードを登録するのが、おすすめです。
また、送金や集金などの入金があれば、ペイパル残高に反映されます。ペイパル残高は、買い物の支払いはもちろん、銀行で出金することもできます。
◆友達や家族への送金・集金
お金を送りたい相手と自分の双方が、ペイパルアカウントを持っている場合にのみ、このサービスが使えます。
自分の送金リクエストリンクを、SNSやメールで相手にシェアするだけで、お金のやり取りが完了します。
ペイパルが使える店は?
ペイパルの使い方が分かったところで、さっそくペイパルでお買い物をしてみましょう。
ペイパルが使えるお店は、なんと、世界2400万店舗以上もあります!
例えば、
- Qoo10
- eBay
- Airbnb
- Google Play
- Gree
- Animate
- Hulu
- Microsoft
- Play Station Store
- YouTube
ずらりと横文字が並びましたが、ペイパルは、世界的にも信用ある決済サービスなので、海外の企業が多いです。海外ネット通販やデジタルコンテンツの支払いなど、さまざまな支払いに使えます。
しかし、世界的な大手企業のAmazonは、今のところ使えないようです。なぜ使えないのか?と疑問が湧きますが、Amazonくらいの規模ならば、先々使えるようになるかもしれませんね。
国内のお店では、
- ヤマダ電機
- ライオン
その他、数多くの国内店舗で利用できます。ペイパルが使えるお店は、こちらから検索できますので、参考にして下さいね。(※ペイパルが使えるお店)
そして、ペイパルは、コンビニエンスストアでも使えます。ただ、導入店舗はまだ少なめ。ですが、Vプリカを購入してペイパルと連動させることで支払いが可能になります。
Vプリカは、セブンイレブン系列、ローソン系列、ファミリーマート系列、セイコーマートなどのコンビニエンスストアで購入できます。お住まい近くで、Vプリカが販売されているか、チェックしてみて下さい。
Vプリカの登録に少し手間がかかりますが、最初の登録さえしてしまえば、お金を持ち歩かないキャッシュレス生活が叶います!
ペイパルのメリット
スマホひとつでオンライン決済から送金・集金まで、スピーディに行うことができるペイパル。でも、ペイパルのメリットとデメリットをきちんと理解してから使いたいものです。
では、ペイパルのメリットを見ていきましょう。
メリット(1)支払い情報は相手に伝わらない
ペイパルの人気の最大の理由は、大切な個人情報を相手に伝えずに決済できる点です。
色んなサイトでクレジットカード情報を登録することに抵抗がある方も多いと思います。ペイパルを経由すれば、支払い時にカード情報や銀行口座情報がお店側に伝わらないので、安心です。
メリット(2)デビットカード・クレジットカード・銀行口座で支払い
ペイパルなら、あらかじめ登録したデビットカード・クレジットカード・銀行口座のいずれかから支払いができるので、便利です。また、ペイパル残高からも支払いができます。残高は、上記3つからのチャージ、送金されたお金などです。
メリット(3)クレジットカードのポイントがたまる
ペイパルで支払っても、クレジットカードのポイントはきちんとたまります。安全に支払いができるうえ、ポイントもたまるので、お得です。
メリット(4)お得な手数料
お買い物での支払い手数料は、日本円なら無料です。
また、日本のアカウントをお持ちの友達や家族など個人間での送金・集金は、日本円であれば、無料です。
海外送金は、手数料がかかりますが、他社に比べてお得な手数料です。
では、詳しく手数料を見ておきましょう。
◆銀行への引き出し手数料
友達や家族から送金されたお金は、ペイパル残高に入金されます。残高は、お買い物や送金に利用できるうえ、銀行口座へ引き出すこともできます。銀行口座への引き出しは、金融機関にもよりますが、通常3営業日ほどかかります。
- 5万円以上/1回あたり 無料
- 5万円未満/1回あたり 250円
◆海外送金手数料
- 100万円まで/1回あたり 499円
◆外貨での取引の注意点
自分が保有している通貨と異なる通貨で取引が行われた場合には、通貨換算手数料が発生します。
例えば、日本円で送金、受け取りが米ドルの場合。
- 送金側が負担する場合4%
- 受け取り側が負担する場合3%
メリット(5) 万一の時の買手保護制度
ネット通販で買った商品が説明と違った、劣悪な商品が届いた、配送中に破損していたなど、購入者側に否のないトラブルがあった際、条件を満たせば、買手保護制度が使えます。商品購入代金と配送代金を返金してくれます。
メリット(6)リアルタイム決済
ペイパルの決済は、リアルタイムで資金の移動が行われます。例えば、銀行振込の場合、時間外手続きだと、入金が翌日以降になりますが、ペイパルは、ほぼリアルタイムで相手の残高に反映されます。
メリット(7)送金や集金が簡単にできる
送る側、送られる側の双方がペイパルのアカウントを持っていれば、送金や集金がスムーズに行えます。
送品に必要なのは、相手のメールアドレスのみなので、簡単です。
離れている友人と旅行に行く際の代金の集金や、飲み会の割り勘支払いなどに、活用できますよ。
メリット(8)海外サイトでの買い物がしやすい
海外のサイトでは、日本のクレジットカードが使えないことがあります。
また、 海外サイトは、住所などの情報をどう入れていいかわからない、 品質やトラブルの対処方法が分からない、なんてこともあります。
ペイパルなら、あらかじめ登録したアカウントにすべて情報が入っていますので、クリックひとつで手続きが済み、海外サイトでも使い勝手がいいです。
このように、安全性や利便性を兼ね備えたペイパルは、特に、海外通販で活躍しそうな決済システムと言えそうです。
ペイパルのデメリット
お次は、ペイパルのデメリットです。
デメリット(1)相手がペイパルアカウントを持っていないと使えない
支払う側、支払われる側の双方が、ペイパルのアカウントを持っていなければいけません。
デメリット(2)分割払いができない
ペイパルは、分割払いができません。ですが、ペイパルで支払い後、決済したクレジットカード会社に連絡し、分割払いやリボ払いにしてもらうことはできます。
デメリット(3)外貨での取引には、為替手数料がかかる
外貨での取引には、支払う側に為替手数料がかかります。ですが、為替の両替換算方法を「クレジットカード会社のものを使う」に変更すれば、手数料を安くすることもできます。
デメリット(4)ハッカーに狙われるかもしれない
ペイパルが、クレジットカードの情報などを扱う会社である以上、当然、情報を抜こうとするハッカーのリスクはあります。ですが、ペイパルは、最高水準の不正防止システムを完備しています。
ペイパルに限らず、どんなサイトでも、IDやパスワードを自分で守ることが大切です。
デメリット(5)海外の会社
ペイパルは、海外の会社であることから、日本人の私たちにとっては、
- システムが分かりにく
- おかしな日本語が時々ある
- サポート体制が不十分
と言った声もあるようです。
デメリット(6)海外の資金決済に優れている
ペイパルは、特に海外の取引に力を入れたサービスと言えます。海外のユーザーが多いため、越境ECなどで、海外商品を購入したい方にとっては、ペイパルはとても便利でしょう。
国内で考えると、ペイパルの利便性をそこまでは感じられないかもしれません。国内通販サイトなどでは、クレジットカード決済が主流なので、あえて、ペイパルを使わなくても…という方が多いような気がします。
まとめ
スマホひとつでオンライン決済から送金・集金まで便利に使えるPayPal(ペイパル)について、色々と調べてみました。
ペイパルは、支払い時にあらかじめ登録したアカウントにアクセスするだけで、さまざまな入力をすることなしに支払いが簡単に済みます。ペイパルを経由すれば、クレジットカード番号や銀行口座番号を支払い先に伝える必要がなく、個人情報が洩れないのも安心のひとつ。
ペイパル社は、信頼度の高い企業であり、高度なセキュリティーシステムを完備していることから、万一の時も被害を最小限に抑えられます。また、ペイパルの「買い手保護制度」は、ペイパルで支払った購入品の破損などを保証してくれるので、安心です。
ペイパルのアカウントを作るのは、簡単です。まずは、ペイパルに新規登録しましょう。支払い方法の登録は、クレジットカード・デビットカード・銀行口座のうちいずれか。また、配送先の登録なども一緒にしておきましょう。
支払い時は、面倒な入力などなく、ペイパルアカウントにアクセスするだけの簡単支払いです。
ペイパルが使えるお店は、世界2400万店舗以上!国内外のネット通販や、お店、デジタルコンテンツの支払い、コンビニエンスストアなど、さまざまなところで利用可能です。
ネット通販や個人のお金のやり取りがスマホひとつで簡単にできる時代。でも、その安全性や保証については、気を配りたいですよね。ペイパルは安全性、保証面でも問題なく使える支払いシステムです。
安全性が確保されていれば、海外の通販サイトの支払いにも使いやすいです。この記事を参考に、ペイパルを便利に使ってみて下さいね。
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