ロタウイルス感染症などのお腹の病気って知っていますか?
冬は感染症にかかりやすい季節です!
前回の記事では、インフルエンザについて、RSウイルス感染症についてご紹介しました!
今回の記事では、まいにちスクスクで放送されていた「冬にかかりやすい病気」から、
ロタウイルス感染症などのお腹の病気についてご紹介します!
ロタウイルス感染症とは!
乳幼児がかかる胃腸炎といえば、感染性胃腸炎で、
その中でも感染力が最も強いのがロタウイルス感染症です!
発症しやすいのは生後6ヶ月〜2歳までの乳幼児で、5歳までにほぼすべての子供がかかると言われています!
症状は、激しい嘔吐や下痢、発熱もあります!
受診の目安は、嘔吐・吐き気が続いている、水分が飲めない、食べ物が食べられない状態が続いている、
けいれん(手足がピクピクしている、白目をむく、泡を吹く、呼びかけても応えない)を起こした場合です。
けいれんを起こしている場合は、緊急を要するため、救急車を呼びましょう!
ロタウイルス感染症の下痢の特徴は、お米のとぎ汁のような白い水っぽい便です!
母子手帳の便食カード1番の色を参考にしてください!
ロタウイルス感染症の患者の便には、1ml中に1億〜100億個のウイルスが入っていると言われています!
実際には10個のウイルスで感染してしまうため、非常に強い感染力ということがわかりますね!
病気が進むと脳症(のうしょう)を引き起こす可能性があるため、注意が必要です!
ロタウイルス感染症以外のお腹の病気は何?
ロタウイルス感染症以外にもう一つ注意が必要な感染症は、ノロウイルス感染症です!
ノロウイルス感染症とは、ノロウイルスに汚染された生牡蠣などの二枚貝が原因の食中毒です!
症状は、嘔吐・下痢・発熱とロタウイルス感染症と同じですが、
便の色は白くなるわけではありません。
嘔吐や下痢が続くと体の水分が急激に少なくなってしまうため、
経口補水液などを少しずつ与えて、脱水症状に気をつけましょう!
ただし、水分を取りすぎると戻してしまう可能性もあるので注意です!
ロタウイルス感染症とノロウイルス感染症の感染経路と注意点は?
ロタウイルス感染症もノロウイルス感染症も患者の便や吐瀉物野中のウイルスが体内に入って感染します!
乾燥して空気中に飛んだウイルスが口に入ったり、
手についたウイルスが知らないうちに口に入ったりして感染するのです!
そして、2つの感染症の注意点は、家族内の二次感染です!
飛び散ったものの消毒が重要になってきます!
部屋の中で吐いてしまった時の消毒の方法は?
処理する時には捨てても良いエプロン・マスク・手袋・ビニール袋を用意し、
直接触れないように注意しましょう!
・汚物中のウイルスが飛ばないようにまずはペーパータオルなどでそっと覆う
・その上から塩素系漂白剤を薄めたものをたっぷりとスプレーする
(塩素系漂白剤を使う理由は、ロタウイルスやノロウイルスは普通のアルコール消毒では効果がないため)
・スプレーした後は、包み込むようにして取り除く
・取り除いたら、さらに床を浸すようにスプレーして拭き取った後は水拭きする
・最後に使ったエプロンやマスク、手袋は密閉して廃棄する
ロタウイルス感染症とノロウイルス感染症の予防法は?
ズバリ手洗いです!手洗いは、ウイルスの数を減らす、最も有効的な方法です!
外出後やご飯を食べる前には、石鹸を良く泡立てて、ウイルスを流水でよく洗い流すようにしましょう!
まとめ
ロタウイルス感染症などのお腹の病気とは、感染性胃腸炎です!
ロタウイルスの特徴は便が白くなる事なので、覚えておきましょう!
また、ノロウイルス感染症も注意が必要です!
部屋の中で嘔吐してしまった場合は、直接手を触れないようにしましょう!
どちらの感染症も手洗いをする事により洗い流す事が可能なので、
日頃の手洗いを徹底することをおすすめ致します!
ぜひ参考にしてみてください!
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